< お墓のFAQ  >


Q1 お墓はいつ立てるのがよいですか?
仏教では過去、現在、未来で物ごとを考えます。これを合わせて三世(さんぜ)というようです。 そして、一 番尊重
しなければならないのは、実存する現在だとしています。現在に全力を注ぎ、 努力する ことが生きて  いる者の務めだと
説いています。来世ではなく、今、生きている人を基本にした仏教本来の 考えでは、お墓をいつ建てたら良いと いう決まりは
ありません。大切なのは、建てる時期ではなく、 供養の気持ちです。 最 近では生前に建てる方も多いようです。
思い立ったが吉日でよいと思います。
Q2 好きな形でお墓を建てても良いですか?
お墓のカタチに関する決まりはありません。お墓は来世の自分の家でもあります。 建てる人の感性や価値観に合った、
その人らしいデザインの墓石も良いと思います。これまでは、お墓は祖先や故人の霊を慰める   供養のためのものでした。
どころが、寿陵が増えた今では、人々は生前に自分自身でお墓を建てます。こうした建墓者は、 画一的な従来の
和型三段墓よりも、自分らしさを大切にしたオリジナルデザインのお墓を求める傾向にあります。
お墓にも個性化の時代が来たということでしょうか。
Q3 お墓にはどんな石が良いでしょうか?
お墓は何代にもわたってお祀りするものですから、風化しにくい硬い石を使うことが大切です。それには 「花崗岩」
(みかげ 石のこと)が 最も適していて、現在の墓石のほとんどは花崗岩が使われています。国産のものは少なくなり、
大半が輸入となっています。 韓国、インド、中国、アフリカなど二十数カ国から輸入され ています。墓石のよしあしは
専門家でないとむずかしいものです。 お墓を建てる石材店と一緒に墓地へ行っ て、建てられた実物を見て、気に入った
墓石を選ぶのが一番かしこい方法です。 墓地はお墓の一大博物館 です。
Q4 お墓にはどんな石が良いでしょうか?
石の種類、サイズ、デザインや加工の仕方で決まります。石は天然の物で、生産調整ができません。生産量が少なく
需要が多ければ稀少価値としてプレミアがつき高くなり、逆に生産量の多い石は比較的安価にな ります。ですから石質が
悪いから安い、良いから高い、とはいちがいには言えません。加工面では、石は重くて硬いものですから、四角に切るのと丸く
するのとでもコストは違います。 高価なお墓をつくればよいというものでもありません。ご予算に応じて建てられたら良いと
思います。  当店では国内外の銘石を取り扱っております。 参考までに当店の売れ筋の価格帯は代々墓で120万~200万円
夫婦墓で50万~100万です。
Q5 今度お墓を建て替えることにしましたが 古くなったお墓の処分法を教えて下さい?
長い間ご先祖様をお祀りしてきた大切なお墓ですから、菩提寺のお坊さんに頼んで、「魂抜き」の法要を忘れずに営んで
ください。 法要をすませたら、墓石を無縁塚に入れてもらい永代供養します。この場合は墓石全部でなく竿石だけにして、
下の台石は、 石材店に頼んで処分してもらいます。